「ざっくばらんに話してみませんか?」実施報告

4月24日(月)、松が丘Yuiの一緒に考える会「みんなで集まって、ざっくばらんに話してみませんか?」を開催しました。

<勉強会の会場>

日 時:2023年4月24日13:30~15:30
テーマ:みんなで集まって、ざっくばらんに話してみませんか?
場 所:松が丘中央会館
報告者:小林義一(松が丘Yui共同代表)
参加者:男性3名・女性9名(計12名)

今回の勉強会では、参加の皆さんから、次の問に対する意見をいただき、具体的な方策をまとめました。

・皆さんは、どのような問題を抱えていますか?
・皆さんは、どのように対処していますか?
・話し合う機会を持っていますか?

1.報告内容

(1) 今までの勉強会での意見交換の結果、『助け合いの仕組み』作りの問題点を次のように整理できました。

・プライバシーをいかに守れるか?
・“助けて欲しい人”と、“助けてあげられる人”を繋ぐ“世話役”が必要
・問題が発生した場合に備えて“保険”が必要
・支援を有償にするか、無償にするか?

上記の問題点を、掘り下げて調査・研究するため、所沢市内で活動されている“助け合い組織”に、話を聞く機会を持ちたいと考えています。

(2) 並行して、多くの人から言及された、実際に“困っていること、助けて欲しいこと”について、『情報交換会』を開催します。具体的な問題を決めて、話し合うグループ会議です。
5月29日に第1回、『家の修理&庭の手入れ』と『介護』を行います。 “実際に困っている方々”と“経験があるので情報を伝えられる方々”に、集まっていただきたいと考えております。

(3) また、お互いに知り合う機会として、希望の多い「歩こう会」も計画します。

(4) スマホの勉強会も、テーマを決めて開催する予定です(例えば「乗換案内をマスターしよう」「料理レシピを見つける方法」)。

2.皆さんのご意見

〇 松が丘は新しい街なので、知り合うことに関心がありました。自治会の役員になり、多くの人と知り合いになりました。自治会を通じた活動を活発にすれば良いのではないかと思います。

〇 まず、話ができる関係を作りたい。

〇 松が丘では、人と人のつながりがない。まずは、つながりを作るところから始めないとダメ。例えば、介護の問題を助け合うとすれば、日々状況が変わっていき大変なので助ける人になり手がいなくなり難しい。お買い物を助けるのであれば、私は対応ができる。
⇒ 介護であれば、まずは、情報交換は可能だと思う。
情報交換をしているうちに、助け合う具体的な方法がわかってくると思う。

〇 介護でも本音がなかなか話せない。まずは、本音が話せるお友達になることが重要と思う。

〇 介護等の情報交換をしながら、同時に買い物等の、簡単にできる助け合いをして、本音で話せる人間関係を作るのが大切。

〇 組織として助け合いをするのであれば、自治会やシルバーセンターで行えば良いと思う。

〇 新しい街の松が丘に来て、知り合いやお友達がいなかったことが一番の問題。同じ境遇の人と話し合ったときに、一瞬で理解できたという経験がある。

〇 一人暮らしの人を見ると、閉じこもっている人がいる。将来、自分も一人になると、不安を感じる。助けることで、人との交流ができればと思う。

〇 信頼関係を作ることが重要。勉強会や情報交換会だけでは、信頼関係はできないと思う。⇒ 勉強会などで話し合うことが、信頼関係を作る第一歩となる。

〇 信頼関係を作れる場をどうやって提供するか。

〇 荒幡や久米の人は、ずっと地元で暮らしてきた。一方、松が丘の人は、全国からこの地に引っ越してきた。そのため、人々の間の距離はバラバラである。距離を近づけることをしたい人がいるので、それをYuiで作り上げてくれればありがたい。

〇 むしろ、距離を持って人と付き合うのが良い(この範囲はOK、これ以上は入ってもらいたくない)。テーマを持って、必要なときに知恵を貸してもらうのはありがたい。
また、自分が苦労したことは、同じ悩みを持つ人にとっては役に立つと思うので情報提供をしたい。

〇 以前に行っていた歩こう会は、知り合いになる良い機会であった。

〇 この勉強会のような大きなグループではなく、テーマを決めて小さなグループで話し合うことで、助け合いの活動が自然に盛り上がってくるのではないか。

〇 テーマとして、“知り合いになりたい”では、参加する人もあいまいすぎて参加できない。
まずは、歩こう会を計画する。

〇 「家の修理&庭の手入れ」もテーマとして興味がある人が多い。

〇 情報交換会の目的は人間関係をつくるのであるので、家の修理では専門家を呼んで話をしてもらうのではなく、参加者で困っていること、知っていることを話し合いたい。

松が丘Yui    共同代表 小林義一・岩本哲夫

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