認知症介護 どのような公的支援があるのか?認知症の母介護の経験に基づいて
日時:平成31年2月25日(月)14:00-15:30
場所:松が丘中央会館
報告者:小林義一
参加者:松が丘住民38人、社会福祉協議会より1名、吾妻地域包括支援センターより2名
(注)今回は松が丘自治会との協賛として実施され、回覧板で告知された。
1.認知症の母、介護の体験からの報告とグループ・ディスカッション
母親の介護経験をもとに、認知症発症前後の状況から亡くなられるまでの経過、その過程で利用した医療・介護サービスとその内容、サービス利用にあたっての地域包括支援センターでの相談支援について説明された。ショートステイとデイサービスを併用して対応することに限界が生じ、施設介護への移行を考え、多数の施設を見学したうえでグループホームを選択したこと。その経験を踏まえて、所沢市内に多種類の高齢者施設があることが紹介された。
<参加者の発言>
〇妻の介護をしており、介護者の会に参加しているが、会の参加者には認知症の人を看ている人が多い。とても大変で、話し合い支え合える場が必要と感じている。
〇(松が丘ゴルフ同好会の代表)仲間と一緒に行うゴルフは、認知症予防に効果があるという研究がある。松が丘のゴルフ同好会にご参加ください。
〇(気楽に歩こう会の代表)会では、毎月30~40人が一緒に歩き、お喋りする。これも認知症予防や高齢者介護に役立つと考えている。
〇(カフェテラス松が丘の代表)認知症介護の相談・支援をすることにしているので、情報収集や勉強をしている(最新の情報や文献などの紹介がなされた)。
〇今89歳で一人暮らしをしており、子供たちは離れて住んでいる。自分が倒れたときどうするのかという不安が、いつも頭にある(緊急通報システムを利用し、機器を常に持ち歩いているが、どう活用するのかよくわからない)。
(回答)社会福祉協議会の出席者から、緊急通報システムの使い方の説明があり議論がなされた。
小林より、第4回皆で考える会で「松が丘での一人暮らし」を予定しているので、参加してほしい。また、このような議論を通じて情報を共有し・理解し、ゆくゆくは助け合いに繋げたいとの説明があった。
2.Yuiの発足についてグループ・ディスカッション
松が丘Yuiの今後の活動についての説明がなされ、質疑が行われた。
<参加者の発言>
〇今回の会の開催が回覧版に掲載されたが、松が丘Yuiと自治会との関係はどうなっているのか。他のボランティア活動との関係はどうなのか。はっきりさせてほしい。
(回答)(1)自治会にサークルとして届出をして、承認された。これにより、活動について掲示板の使用、HPでの紹介、自治会施設の利用が認められた。
(2)活動の第一回である今日の会が、自治会の高齢者支援活動方針に合致しているとの判断から自治会協賛とされ、その開催案内が回覧された。
(3)ボランティア団体としての申請は活動を重ねて後で行う予定である。
(4)既存のボランティア団体への自己紹介は、3月25日に予定されている松が丘エリア会議にて行う予定である。現時点で既存ボランティア団体との関係はない。
〇松が丘には、高齢者のためのボランティア団体がいくつもあるが、いずれ、松が丘Yuiがそれらを統括する存在になってほしい。
(回答) 既存のボランティア団体はそれぞれの考え方に基づいてなされており、これを尊重している。意見の交換はなされるべきと考えるが、統括する発想はありません。
〇(社会福祉協議会からの出席者)社会福祉協議会は、「支え合う地域づくり」の任務が課せられているが、出来ることは限られている。住民自身が主体的に、高齢化の進展に対応できる地域づくりを始めようとしていることは、すばらしい。まだそういう地域は少なく、モデルになるかも。応援したい。
○(自治会会長)自治会として、毎年人が変わるのでやれることは限られてくる。活動は継続することが大切なので、志を同じくする人で活動を続けていくことは良いことだと思う。自治会として協力できることは協力したい。
松が丘Yui
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