「助け合いの先輩に 仕組みを教えてもらいました!」実施報告

10月30日(月)、松が丘Yuiの一緒に考える会「助け合いの先輩に 仕組みを教えてもらいました!」を開催しました。


<勉強会の会場>

日 時:2023年10月30日13:30~15:30
テーマ:助け合いの先輩に 仕組みを教えてもらいました!
場 所:松が丘中央会館
報告者:小林義一 岩本哲夫
参加者:男性8名・女性12名(計20名)

今回の勉強会では、所沢市の主要な『助け合いの会』に面談して、お話を聞きました内容の報告がありました。
設立時期、組織体制(会員数)、お手伝いの内容、予算規模、利用単価、利用方法、調整役(コーディネーター)、保険など。
松が丘Yuiの助け合う『仕組み』検討の大きな参考になりました。

1.報告内容

1.1  主要な『助け合いの会』の情報
・久米上組安心お助け隊
・しんとこ助け合いの会
・三ヶ島二区お助け隊

1.2  助け合う『仕組み』づくり
・松が丘Yuiの方向性
・先行の『スマホ相談室』の活動
・買い物、ゴミ出し、電球交換など、お手伝いのテスト。

報告資料の内容 (注:カーソルを画面上に置くと、左下に矢印がでます。矢印でページ送りができます)

助け合いの先輩 最終版HP

 

2.皆さんのご意見

〇 コーディネーターの負荷が大変では?
⇒ 草取りを電話で依頼されても、現場でそれを見ないと作業負荷はわからないので作業の見積ができない(依頼主への費用見積もりや手伝う人の人数が決められない)。また、経験のないコーディネーターでは、見積ができないという問題がある。

〇 作業を親切にやってくれないという非公式な話があるが?
⇒ ヒヤリングでは聞けなかったが、あると思います。

〇 ゴミ出しでは、家のゴミを片付けるまでの作業も含まれるのか?
⇒ 下見で相談して決めることになる。したがって、下見は必須になると思います。

〇 会員数が30名や40名と多く相当関心が高いようだ。その理由は?
⇒ 会員募集をしたら、手を上げた人が多かった。ただし、作業の大半はコーディネーターが下見時に行っている。電球交換等の簡単な作業は会員に手伝ってもらうこともないため。

〇 3つの助け合いの会は、有償のため松が丘でいうボランティア組織ではない(ボランティアとするためには松が丘のボランティア支援規則の変更が必要)。作業の見積書、請求書・領収書は発行しているのか?
⇒松が丘の自治会との話し合いが必要になります。また、作業の見積書、請求書・領収書は発行しているようです。
利用料が個人ではなく助け合いの会に入るので、所沢市のボランティア保険を利用しています。利用料を必要とするのは、むやみに利用をさせないためや、利用者の謝礼の意味もあります。会の収入は、工具の購入や会議費に利用し会員間の懇親も図れます。

〇 Yuiで助け会いをする場合には、有償の場合の問題がある。自治会との関係、費用単価(作業により単価が異なる)、収入が個人か会か? 利用する人も、丁寧にやって欲しい、あの人にやって欲しい等の要望もある。

〇 助け合いの会のような組織を作って運営すると必ず経費がかかる。経費を補助金等で申請する場合には3,4年かかる。経費が捻出できなければ会員の人の持ち出しになる。組織を維持するための手数料として、500円いただきますというのが一番いいと思う。利用単価が安い・高いは、出来てから5年、10年経って決めればよい。
⇒ 助け合いの組織を維持するための経費として利用料を請求するのがよい。労働の対価ではない。

〇 会員間の助け合いであり、自治会とは無関係であるのであれば、利用単価は自由に決めてよい。
⇒ ただ、皆さんの中で会員になりたい人がどれくらいいるかが問題。

〇 会員限定の助け合いであれば、多くの人が参加しないのではないか?
⇒ 会がうまくいきようになれば、多くの人が入ってきます。

〇 会員限定にする理由のもう一つは、コーディネーターに負荷がかかりすぎるのを防ぐためでもある。会員限定にすれば、例えばLINEで助け合いの依頼と対応を相談することができる。
⇒ メンバーの中で温かい気持ちで助け合いをするのであれば、すごく良い会になる。

〇 松が丘で暮らすために自然発生的に起こっている助け合いを取材して欲しい。

〇 ボランティアを多くしているが、その中でコーディネーターはいい人が多い。周りのわがままを理解して活動をしている。松が丘のような難しい地域では、少人数のコーディネーターを集めて検討するほうがよい。やりたくない人をやらせるようにすることが重要である。

〇 助け合いを会員限定にする理由は?
⇒ だれでも会員になれる。理由の一つはコーディネーターの負荷低減である。もう一つは、助けてもらうだけでなく助けてあげる側にもなることである。

〇 松が丘にある多くの団体(ボランティア団体、サークル等)とのコラボは?
⇒ 話をしていくつもりである。具体的なことは今後決めていく。

〇 最初メンバーが少なくても評判が良ければ、「人よく道を弘む」で、口コミで広がっていくのではないか。

〇 最初から組織をしっかりして作るのではなく、やれるところでやりはじめ、自然と広がっていくほうが現実的ではないか。

結論として、下記の基本的な考えでスタートする。
原則としてメンバーになって頂いた人で助け合いを行う。メンバー以外の人からの助け合いの要望は、まずメンバーになっていただく。メンバーになっていただいたら、助ける場合には例えば話し相手でもしてもらい他の人も助けることをする。助けてもらう場合には、1時間500円程度払ってもらい、収入は個人ではなく会としてプールする。

松が丘Yui    共同代表 小林義一・岩本哲夫

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